
物語の面白さは悪役の存在で引き立つと言っても過言ではありませんが、このディオ・ブランドーはジョジョの物語だけでなく、漫画史における絶対無二の存在といえるのではないでしょうか。
ディオは純粋な心を持つジョナサンと対で描かれることで、より凶悪さが際立つのですが、あとがきなどで荒木先生がジョジョの登場人物は誰もが前向き
だと、書かれているようにとにかく上昇志向の強さは並じゃない。
そして、自分の野望を叶えるためには手段を選ばず周囲を一切顧みない、その行動や思考が彼を悪たらしめる所以でありジョジョのストーリーの根幹を担う存在です。
また、呼称は第一部ではディオですが、第三部のスターダストクルセイダースではDIO。
さらに、第七部のスティール・ボール・ランでは、石仮面の存在しないパラレルワールドの同一人物とされているディエゴ・ブランド―(作中ではDioとも表記されている)の存在が描かれているのですが、筆者はまだ読めていないので、読んでここに追記したいと思います。
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