【ビジネスマン必見】ツェペリ男爵「戦いの思考」から学ぶべき3つの生存戦略

ツェペリ男爵といえば、ジャック・ザ・リッパーとの対峙の際に、ツェペリ男爵がジョナサンに諭した3つの物の考え方。
もし自分が敵なら・・・という相手の立場になって物事を考えるという思考法。
恐怖を知り、克服することこそ勇気であるということ。
そして、厳しい環境に身をおくことで、実力が培われ本当の強さが身につくということ。
ウインドナイツロッドへの道中のトンネル内でジャック・ザ・リッパーに急襲され、そのトンネルの壁を崩され窮地に立たされた際にツェペリがジョナサンに教示した3つの教えをなぜこの考え方が必要なのか。そして、どういう時にためになるのか
ここではそれらを筆者なりに考察し、ひとつひとつ解説していきたいと思います。
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目次
- 「もし自分が敵なら」と相手の立場に身をおく思考!
- 「勇気」とは「怖さ」を知ることッ!「恐怖」を我が物とすること
- 自分が何に緊張・恐怖するのかを知る
- 恐怖や緊張に慣れる
- 今までの経験と結びつける
- これでもかとばかりに不安要素を潰す
- 開き直る
- 北風が勇者バイキングをつくった
- 最後に
「もし自分が敵なら」と相手の立場に身をおく思考!
これはビジネスにおいてはマーケティング戦略の基本であり、また私生活でも重要な考え方ですよね。
ビジネスではこの考え方が身についていなければ、営業などで自分本位の提案をしてしまい顧客を逃してしまう可能性が高まります。
私生活においても相手のことを考え少し先を見越した行動を取ることで、こと夫婦においてはトラブルの種を未然に解消したり、相手から感謝されることもあるかもしれませんし。
ただ、この思考法は相手のことをよく理解した上で用いないと効果を発揮することができません。
というか、かえって独善的になってしまい逆効果になってしまう場合も・・・。
これは極端な例になりますが、独身で彼女もいないの友人にペアのマグカップをプレゼントとして贈っても嫌味として受け取られることだってあるわけです。
「勇気」とは「怖さ」を知ることッ!「恐怖」を我が物とすること
これは、自分が矢面に立たされた時の胆力を付けるという意味でも、非常に重要な要素です。
恐怖もそうですが、緊張もそれと同じくらい正常な思考が奪われる原因となります。
ただし、具体的な方法については作中では触れられておらず、恐怖を支配し我が物としろとしか告げられていません(笑
そこで筆者なりにいくつか考えてみたので、ご紹介します。
自分が何に緊張・恐怖するのかを知る
まず、自分が何に対して緊張し、恐怖するのかを理解すること。
そして、どうすれば自分がその緊張や恐怖を和らげることができるのか。
恐怖や緊張に慣れる
人は未知のもの、つまりいまだ経験したことの無いものを恐れます。
そのために、あらかじめそれに類似した緊張や恐怖を経験し、同じようなことが起こった際でも冷静に対処できるように耐性をつけるという考え方がこれです。
学生だと部活やアルバイトで注目されたりトラブルを先に経験しておくことで、自分が社会に出た時の予行演習が行える機会をつくっておくこともおすすめです。
部活動だと、大きな大会に出るとなると予想以上のプレッシャーが掛かると思いますが、学生時代にそういう大きい舞台に臨めるのはなかなか経験できるものではないですし、失敗しても必ず次へのステップにつながるはずなので、
それも経験と思いきって飛び込んでみるのも良いかと思います。
社会人になると、いきなり大きなプロジェクトを任されたり、ステップアップのために必要な壁というものが立ちふさがることも多々あると思いますが、そんな時には過去に経験した緊張したり恐怖を感じた経験を振り返って、あの時はこうしたから今回はこうしようという判断材料をつくると良いかと思います。(後述)
今までの経験と結びつける
先程述べたように、大きな壁や難題が立ちふさがった時は今までに経験してきたことを振り返ると良いかも知れません。
同程度の経験を結びつけて「あの時はこうだった」と考えるのも非常に有効ですし、スケールが違うという経験でも時には無理やりにでも結びつけてあの時、自分はこれだけ怖かったけど乗り越えられたから大丈夫!と結びつけて考えるというのも必要かと思います。
これでもかとばかりに不安要素を潰す
不安に思う時に立ちふさがる壁や難題というものは、大きく見えがちですが意外と小さなものが積み重なって大きく見えているというケースが多いもの。
そんな時には、小さく自分で潰せるものから順に不安の種を潰していきましょう。
それは、準備するものであったり自身のスキルアップや心構えでクリアできるものであったり様々ですが、それを細かくリストアップして、クリアしたら斜線を引くなどして消していくなどが良いかと思います。
おすすめは、大きめのノートや画用紙を用意してそこに不安要素を書きなぐっていく方法。
パソコンを使う場合にはマインドマップツールを使うのも有効ですね。
■マインドマップPCアプリ 「Xmind」
開き直る
上記までのことをひと通りして、不安がまだ残るようであればそれはもう腹を括るしかありません。
というか、結局最後に大切なのは失敗してもやるだけやったと、覚悟を決めるということ。
今の世の中、失敗しても命まで取られるわけではないので、失敗しても再度挑戦すればいいだけ。
失敗してしまった場合は、ジョースター家に伝わる逃げる戦法を巧みに使い、 再起の機会を伺いましょう。
北風が勇者バイキングをつくった
この言葉、どうやら実在する諺のようで詳細はこちらのリンク先で述べています。
この言葉は、実力と自信がおのずと身につくということを表しています。 そうやってツェペリはジョナサンをその場で敢えて突き放してみせたわけですが、ジョナサンは暗闇から襲ってくるジャック・ザ・リッパーに苦戦しつつもツェペリから受けたふたつの戦いの思考を忠実に実践し、見事ジャック・ザ・リッパーを倒します。
その際に、ワインがジャック・ザ・リッパーの波紋を探知していることに気付いたわけですがその時ジョナサンはワインは北風だと言っています。
つまり、北風とヴァイキングの関係性は、耐え難い過酷な環境を与えるだけでなく、北国から南へと船での行動範囲を広げるための追い風にもなったわけです。
きっと、一見足枷になるようなことでも見方を変えることで、それが自分にとって大きな武器に変わるということをジョナサンに伝えたかったのでしょう。
最後に
こうしてみると、ツェペリが示した3つの戦いの思考はどれもビジネスや日常生活において非常に役立つ金言ばかり。
作者の荒木先生もきっと、物語にこういう表現を用いることで、ジョジョの読者に対して人生の中で重要だと感じていたことを伝えたかったのかもしれません。
筆者もジョジョの。そして荒木先生のこういうところにしびれる!あこがれるゥ!思いです。